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海外オフィスのWebセキュリティを一元管理――、IIJグローバルが日系企業向けにサービス提供

 株式会社IIJグローバルソリューションズ(以下、IIJグローバル)は18日、クラウド型Webプロキシサービス「Global Web Security Zscaler ZIA」を提供開始すると発表した。海外に進出している日系企業を主な対象に、現地オフィスのWebセキュリティを強化するサービスとして販売するという。価格は個別見積もり。

 「Global Web Security Zscaler ZIA」は、海外拠点において、スタッフがオフィス内外からさまざまな端末でインターネットを利用する際のWebセキュリティを強化するサービス。米Zscalerのクラウド型Webセキュリティ製品を活用し、企業のセキュリティポリシーを海外拠点の各種端末へ統一的に適用できるほか、利用状況などは専用のWeb画面から閲覧可能で、遠隔地の状況を可視化しながらの一元的な管理に対応するとした。

 サービスでは、全ユーザーのSSLトラフィックをすべてインラインで検査。高度なサンドボックス機能とフォレンジック機能を備えた多層型防御フレームワークにより、脅威をブロックするという。また、同サービスとOffice 365とのピアリングにより高速な通信を実現する点も特徴で、帯域制御によりOffice 365トラフィックを優先する機能も備えているので、快適な通信を提供するとしている。

 ノードは世界100拠点以上に展開されており、国ごと、グループ単位でセキュリティポリシーを設定可能。モバイルにも対応し、社外からでも一貫したポリシーを適用できるとのことだ。

 なお、導入時の実機検証からシステム設計・構築、システム設定変更・監視などの運用支援まで、ユーザー企業の要件にあわせた導入支援サービスが利用可能。日本語と英語による、IIJグローバルのサポート窓口(24時間365日)も利用できる。