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IIJグローバル、海外拠点のITガバナンスを一元管理する「グローバル共通プラットフォーム」にCASBサービスを追加

 株式会社IIJグローバルソリューションズ(以下、IIJグローバル)は8日、海外拠点のITガバナンスを一元管理する「グローバル共通プラットフォーム」のラインアップとして、クラウドサービスのセキュリティを強化する「Global Cloud Security (MVISION Cloud)」の提供を開始した。価格は個別見積もり。

 Global Cloud Security (MVISION Cloud)は、海外拠点におけるクラウドサービスの利用状況を把握することで、シャドーITが偏在するリスクを抑制するCASB(Cloud Access Security Broker)サービス。ユーザー単位で、クラウドサービスの利用状況を可視化し、取得したログ情報をもとにリスクを分析、セキュリティポリシーを適用する。

 エンドユーザーが利用するデバイスへのエージェントソフトウェアのインストールは不要で、ファイアウォールやプロキシサーバーのログを取り込んで可視化するため、既存ネットワークやエンドユーザ環境に影響を与えずに利用できる。

 2万9000以上のクラウドサービスに関する識別情報を有し、50項目の判断基準でセキュリティの脅威度を評価。国内では認知されていない海外のクラウドサービスの評価情報を得ることで、安全性を確認できるほか、リスク対策時の調査に役立てられる。

 また、既に提供しているウェブセキュリティサービス「Global Web Security Zscaler ZIA」と組み合わせることで、グローバル全体でクラウドサービスへのアクセス制御を一元管理でき、シャドーITによるセキュリティリスクを低減できる。

 IIJグローバルでは今後も、グローバル共通プラットフォームにメールセキュリティ、ID管理、セキュリティ運用などのサービスを追加していく予定で、サービス強化および拡充を続けていくとしている。