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立命館、ドリーム・アーツのWeb DB「スマートDB」で学内の申請をシステム化

 株式会社ドリーム・アーツは7日、学校法人立命館が、ドリーム・アーツのBPM型Webデータベース「ひびき Sm@rtDB(以下、スマートDB)」を3月より導入したと発表した。立命館の教職員が利用する稟議申請をはじめ、学内のさまざまな申請をシステム化・ワークフロー化するという。

 立命館では、立命館大学、立命館アジア太平洋大学の2つの大学、4つの附属高等学校・中学校と1つの小学校を運営しており、約48,000名の学生・生徒が学んでいるほか、教職員約3300名が勤務しているとのこと。

 この環境において、従来、学内での諸申請や「稟議申請」など、ほとんどすべての事務は紙で行っていたが、立命館ではそのワークフロー化を検討した結果、「スマートDB」を採用したとのこと。

 立命館では採用のポイントとして、フレキシブルなフォーム設定機能やワークフロー作成機能・権限設定機能、同校の業務に必要な機能がそろっている点、システム経験が乏しいユーザーでもアプリケーションを構築できるフレームワークになっており、法人内共通の業務から現場のローカルな業務まで、幅広いシステム化のニーズに対応できる点などを挙げている。

 「スマートDB」導入後は、Web画面上で必要項目を入力していくだけで申請や各種手続きを行えるようになるため、書類の提出や受領に伴う手続きの簡略化が期待されている。また紙書類を手動でデータ化する必要がなくなるので、事務作業量の削減も見込まれているとした。

 まずは稟議申請、施設予約・設備管理、発注・購買業務などを対象にシステム化し、ワークフローを用いて事務を進められるようする予定。さらに今後は、学生からの申請に必要なワークフローへの利用も検討しており、職員が中心となってノンプログラミングで業務システムを構築していくとのことだ。

 また、スマートDBを運用するシステム基盤には、Microsoft Azureをベースとするドリーム・アーツの「DreamArts クラウドサービス(DCS)」を採用した。DCSでは、ビジネス利用で実績のあるMicrosoft Azureのクラウド環境で「スマートDB」を利用できるため、信頼性が向上するのみならず、利用規模の変化やコンテンツの増加にも柔軟に対応が可能。さらに、保守・運用作業もすべてドリーム・アーツが担当するため、バージョンアップ作業などのシステム管理工数も削減されるとしている。

スマートDBの活用イメージ:稟議申請画面