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KDDI、「KDDI IoTクラウド Data Market」にライフスタイルクラスタ/エリアマーケティングデータを追加

 KDDI株式会社は27日、IoTによるさまざまなデータとそれ以外の多種多様なデータを掛けあわせて分析することで新たな付加価値を提供する「KDDI IoTクラウド Data Market」について、新たなデータとなる「ライフスタイルクラスタデータ」「エリアマーケティングデータ」の追加を発表した。

 「KDDI IoTクラウド Data Market」は、企業などが自社で保有するIoT業務データと、提携パートナーが保有するデータ群を組み合わせ、ツールやサービスによって分析できるサービス。今回のデータ追加により、顧客は自社で保有するIoT業務データを分析する際に、より豊富なデータと組み合わせられるようになり、新たな課題やビジネスチャンスの発見、サービスの品質向上を実現するとしている。

 新たに提供するデータ群のうち「ライフスタイルクラスタデータ」としては、生活者の買い物履歴であるレシート情報を基に大日本印刷株式会社が開発した「お買い物レシート統計データ」と、国勢調査を基盤に作り上げた、町丁目(字)単位で住民のライフスタイルが把握可能な「Chomonicx」を提供する。

 お買い物レシート統計データを利用することで、特定エリア内において顧客の自社店舗利用状況の分析が可能になり、これによって店舗を利用する頻度やタイミング、顧客の購買力を把握し、利用客の特性を活かした販促活動が可能になるとしている。

 また、「エリアマーケティングデータ」としては、「平成27年国税調査メッシュ」「推計年収別世帯数」「推計消費額」「昼間人口」「商業統計」「行政区分地図データ」「郵便番号ポリゴンデータ」「統計地図データ」「メッシュ統計地図データ」「年収階級別世帯数推計データ」「貯蓄階級別世帯数推計データ」「消費支出推計データ」「建物統計データ」「住宅統計データ」の各データを提供する。

 これらの追加データ群と、顧客が保有するPOSデータを活用することで、顧客の想定する世帯年収や貯蓄、ライフスタイルにあわせたターゲット層に効率的な新規出店計画を行えるとしている。

KDDI IoTクラウド Data Market構成図