ニュース

富士ゼロックス、Zohoのクラウド型業務サービスを販売 企業の顧客管理や販売促進などを支援

 富士ゼロックス株式会社は20日、インドZoho Corporation Pvt.(以下、Zoho社)と販売提携し、クラウド型業務アプリケーション群「Zoho」を、日本およびアジア太平洋市場向けに順次販売開始すると発表した。

 富士ゼロックスはこれまで、Zoho社の技術を組み込んだクラウドアプリケーション「SkyDeskシリーズ」により、主に顧客管理や販売促進を支援してきた。今回の提携では、オンラインアンケート「Zoho Survey」、Webフォーム作成「Zoho Forms」、クラウドサービスを連携した業務フロー作成「Zoho Flow」などのサービスを販売するという。

 また、販売促進系のサービスを中心とする9サービスのバンドルパッケージ「Zoho CRM Plus」も取り扱いサービスに追加し、営業やマーケティング部門向けに提供するとのこと。価格は1ユーザーあたり月額6000円(税別、年間契約時)から。

Zoho CRM Plusの全体像

 富士ゼロックスでは、この提携により、顧客管理・販売促進・Webマーケティング関連のサービスが拡充され、顧客企業はより多くのアプリケーションの利用を通じて、現在の営業プロセスや顧客接点業務を見直し、ICTを用いた業務改革が進められるようになると説明。また、顧客企業の業務プロセスに応じて、同社の直販による対面での導入サポートが可能になるとした。

 なお、これまで提供してきたCRMサービス「SkyDesk CRM」など一部のサービスは、ユーザー企業の要望に応じてデータ移行を支援しながら、新たに販売を開始するZohoサービスへ段階的に統合するとしている。

 販売地域は、日本をはじめ、豪州、ニュージーランド、シンガポール、香港などへ順次拡大していく予定で、富士ゼロックスでは、国内外において2年間で50億円の売上を見込んでいる。