富士ゼロックス、複数SNSの企業アカウントを統合管理できるクラウドサービス「SkyDesk Social」

　富士ゼロックス株式会社は2日、企業が開設しているソーシャルメディアサービス（SNS）のアカウントを統合管理可能なクラウドサービス「SkyDesk Social（スカイデスクソーシャル）」を発表した。同日より提供を開始している。

　SkyDesk Socialは、企業が異なるSNSに開設している複数のアカウントを一元的に管理可能なクラウドサービス。SNSは、Facebook、twitter、Instagram、LinkedIn、Google＋の5種類に対応しており、これらのSNSアカウントをブランドごとに管理する機能を備えている。

　企業は、ブランドごとに複数SNSへ一括投稿を行え、指定した日時での予約投稿も可能。過去の投稿への反響実績から、より反響の多い投稿タイミングを自動予測し提案する機能「SmartQ」も利用できる。

複数SNSへの同時投稿とSmartQ

　また、自然言語処理技術を活用してコメント内容を判定し、良し悪しの割合を可視化できる「センチメント分析」に対応し、「いいね」やコメントをしたアカウントの属性、コメント内容のポジティブ／ネガティブを分析可能。これらの結果はレポートで一覧できるため、ブランド強化にどのようなコンテンツが有効かを分析できるという。

　さらに、複数のキーワードについての検索を同時に各SNS上で行い、関連の高い投稿を見つけて「いいね」するなど、双方向コミュニケーションを支援する「モニタリング」機能を搭載する。

　価格（税別）は、ユーザーIDが2名まで、1ブランドで利用できる基本メニュー「SkyDesk Socialスタンダード」が5010円/6カ月。さらに、一括処理のスケジューラー機能、レポートのカスタマイズ、センチメント分析などに対応した上位版「SkyDesk Social プロフェッショナル」が2万4960円/6カ月。なお、ユーザーIDの追加は1ユーザーあたり5010円/6カ月、ブランドの追加は1ブランドあたり5010円/6カ月で行える。

　富士ゼロックスでは、日本国内に加えてシンガポール、豪州で販売するとしており、初年度100契約を目標としている。