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NECネッツエスアイ、より手軽に利用可能な空間接続ソリューション「SmoothSpace 2」

インターネット回線や多地点接続に標準対応

 NECネッツエスアイ株式会社は14日、働き方改革やコラボレーションワークをサポートする空間接続ソリューション「SmoothSpace 2」を同日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、4月の出荷開始を予定している。

 NECネッツエスアイでは2014年から、離れたオフィス間や工場、研修室などを等身大の映像で常時接続するソリューション「SmoothSpace」を提供しており、会議用とのみならず、普段オフィスで行っている何気ない会話、コミュニケーションを誘発するツール・環境として、さまざまな企業に採用されているという。また、学校の教室を接続し、あたかも同じ教室で授業を行っているような環境を作るなど、教育の現場でも活用されているとのこと。

 このSmoothSpaceは、高画質な映像・音声を利用するために、企業のイントラネットなど閉じたネットワークで利用されるケースが一般的だったが、社外や海外とも空間を接続したコミュニケーションを実現したい、といったニーズが増えたことを受け、NECネッツエスアイは今回、SmoothSpace 2としてソリューションをリニューアルした。

 このSmoothSpace 2では、同社が販売する「共創ワークソリューション Zoom」をビデオコミュニケーション部分に採用。会議室向けのZoom Roomsを複数併用することで、SmoothSpace同様、没入感のある大画面映像による空間接続を常時接続で実現するという。

moothSpace 2を利用した打ち合わせのイメージ(撮影場所:NECネッツエスアイ本社)

 Zoomをベースとしているため、ネットワークは通常のインターネット回線で利用でき、標準で50拠点まで(オプションで最大100拠点まで)の多地点接続に対応。PCやスマートフォンのZoomユーザーとも接続できるようにするなど、導入の容易性と、より広範囲での活用を可能にしているとのこと。

 なお導入にあたっては、拠点ごとに以下のものが必要となる。映像を表示する環境については、利用目的、設置スペースの大きさによってディスプレイモデル、プロジェクタモデルを選択可能だ。

・Zoom Rooms ライセンス
・8面マルチディスプレイ(55型×8面)
・専用カメラ(ロジクール製)
・マイクスピーカー
・コントロール用PC、コントロールアプリケーション
・Zoom Rooms PC×2台
・インターネット回線