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アグレックス、全国住所マスターの住所データに位置情報を付与するオプション製品

 株式会社アグレックスは13日、顧客情報を管理するための「全国住所マスター『ADDRESS』」(以下、ADDRESS)のオプション製品として、住所データに位置情報(緯度・経度)を付与する「ADO-POINT」を提供すると発表した。

 「ADDRESS」は、全国の住所に10けたのコードを付番し、カナ・漢字住所や郵便番号を収録したマスターファイルで、公益財団法人国土地理協会にて収集した、最も正確な住所表記である、総務省ベースの行政上正式名称を採用。市町村合併に対しては、新旧の住所コードを対応させるなど、住所情報の更新を容易に行えるよう設計しているという。

 今回発表された「ADO-POINT」はそのオプション製品で、「ADDRESS」の各住所コードが示す地域に代表点を設定し、その代表点に対する位置情報(緯度・経度)を収録した住所ポイントデータとなっている。

 「ADDRESS」の情報をそのまま使用するため、位置情報取得に際して住所表記の整備作業が不要なほか、廃止住所の緯度経度情報も保持しているので、住所新設・廃止の時系列管理も不要。毎月のデータ更新により最新状態を維持することで、正確な緯度経度座標値を取得できる点も特徴とした。

 アグレックスでは、これを用いて住所データに位置情報を付与することで、地図展開が可能になり、エリアマーケティングや商圏分析に活用できるとしている。

 また、ほかの位置情報コンテンツとの連携により、代表点からランドマークへの距離計測ができるため、「 ○○町1丁目はA支店からの距離が約8kmで、顧客数がXX人いるから1日かけて訪問予定」といった顧客訪問計画などにも利用可能とのことだ。

 「ADO-POINT」の価格(税別)は、初期費用が100万円、月次メンテナンス費用が5万円。