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アグレックス、効率的なデータクレンジング・名寄せを実現する「Trillium Software System V15」を提供

クラウド連携の強化や処理パフォーマンス向上などを実現

 株式会社アグレックスは3日、米Syncsortのデータクオリティ管理ソフトウェア「Trillium Software System」において、新版「同 V15」を10月より提供開始すると発表した。

 Trillium Software Systemは、データ内の「表記の不統一」や「重複データ」といった問題を解消するために、データクレンジング・名寄せを行うツール。住所・姓名・法人名キーワードの各種辞書を用いた高精度なデータクレンジング機能を備えており、名寄せの際に問題となるデータ表記の違いを効果的に解消できるという。

 今回の新版では、SalesforceやMicrosoft Dynamics、Microsoft Azure、Amazon Web Services、SAPなどクラウド上のデータに対して、ダイレクトな処理を行えるようになった。これにより、ユーザー企業が現在利用しているクラウド型CRMシステムとの、シームレスな連携が可能になったという。

 また、従来と比べて処理パフォーマンスが大幅に向上し、ビックデータに特化した分散プラットフォーム(Hadoop/Spark)とのシームレスな連携が可能になったとのこと。また、Syncsortの高速ETLツール「Syncsort DMX」との連携をサポートし、大量データの超高速処理を実現するとしている。

 このほか、データプロファイリング機能が拡充され、自社データの課題の可視化、データに則したマーケティング分析を支援可能になったとのことだ。

 アグレックスでは、デジタルマーケティングを検討している企業を中心に、3年間で30社への導入を目指すとしている。