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食品加工機械メーカーのレオン自動機、SAP S/4HANAやSAP HANA Enterprise Cloudなどを採用

 SAPジャパン株式会社は10日、レオン自動機株式会社が、SAPの次世代ERPスイート「SAP S/4HANA」、クラウドインフラサービス「SAP HANA Enterprise Cloud」、クラウド分析ソリューション「SAP Analytics Cloud」、クラウド開発基盤「SAP Cloud Platform」、クラウド人事給与ソリューション「SAP SuccessFactors」を採用決定したと発表した。

 レオン自動機は、1963年に設立された食品加工機械メーカー。現行基幹システムとして、会計は国産パッケージソフト、販売・生産などはスクラッチ開発のオリジナルシステムを利用しており、オンプレミスで30年以上運用してきたが、カスタマイズを繰り返したことで、業務のためのシステムとなってしまっていたとのこと。

 そのため、グローバルでのさらなる成長を目指すには、業務の標準化や効率化を支えるIT基盤の見直しが必要と判断。2018年初頭から本格的な基幹システムの検討を開始していた。

 次世代システムでは、業務効率化および生産性の向上、品質・開発体制の強化、経営の意思決定ができる情報提供の迅速化、グローバル人材・次世代経営者の育成などを目指しており、複数のパッケージソフトを比較した結果、これらの条件を満たす製品として、SAP S/4HANAの採用を決めたとのこと。

 なお、システムの構築は株式会社クニエが担当し、2018年12月よりSAP S/4HANAの導入プロジェクトがスタートしている。