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富士通フロンテック、小型化・軽量化した組み込み向け手のひら静脈認証装置「PalmSecure FTセンサー」
静脈テンプレートの互換性も実現
2018年11月29日 12:20
富士通フロンテック株式会社は29日、手のひら静脈認証装置の製品ラインアップに、機器組み込み向けの小型センサー「FUJITSU 生体認証 PalmSecure FTセンサー」（以下、PalmSecure FTセンサー）を追加すると発表した。同日より販売を開始する。
PalmSecure FTセンサーは、従来製品「PalmSecure-F Pro Embedded」の普及版として提供される機器組み込み向けの小型手のひら静脈認証装置。PalmSecure-F Pro Embeddedと比べて体積を約48％、重さを約50％減らしてさらなる小型化・軽量化を図っているため、より薄型の機器への組み込みが可能になるなど、活用の幅が広がっているという。
また認証方式は、PalmSecure-F Pro Embeddedの普及版として、ID（ユーザー名）と静脈データとで判定する「1対1認証」方式に対応する。ただし、静脈データだけで判定する「1対N認証」方式に対応した、PalmSecure-Fシリーズで登録した静脈テンプレートとの互換性も実現しているとのこと。
サイズと重量は、25.0×25.0×7.5mm（W×D×H）、約5g。外部インターフェイスとしてUSB 2.0をサポートする。
価格は個別見積もりで、最少販売単位は1000台。富士通フロンテックでは、今後5年間で60億円の販売を目標としている。
