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NTTデータ、保守の業務プロセス全体を横断的に支援する「デジタルメンテナンスソリューション」

 株式会社NTTデータは17日、設備保全・保守業務を高度化するサービス群を、業務プロセスや業務課題に合わせて最適化する「デジタルメンテナンスソリューション」を発表した。

 このソリューションは、これまでAI活用シーンの中心となっていた予兆検知や異常診断に加えて、保全計画の立案や保守実行まで、業務プロセス全体を横断的にフォーカスして提供するもの。

 具体的には、実績のあるデータサイエンティスト集団が提供する高度な分析モデルと、それを実装したアプリケーション、保全業務領域に散在するデータを統合・連携するための最適アーキテクチャモデル、業務プロセス全体の革新を支援するビジネスコンサルティングサービスなどを用意しており、顧客の設備保全業務の高度化を実現するという。また顧客は、設備機械製品の保全革新により、新たなビジネスモデル収益の確立が可能になるとした。

 NTTデータでは、電力、通信、鉄道といった多数の設備資産を運営する事業者、また設備機械や装置を製造販売する製造業者を主な対象として、販売を進める考え。

 なお同社は、すでにいくつかの顧客とともに保全業務の高度化に取り組んでいるとのことで、設備データとオープンデータ(気象・人口統計など)を活用した点検計画最適化や、ドローンによる高所設備異常検知・不審物検知、画像解析・音響解析による設備点検無人化、鉄道車両走行音による走行中の車両異常検知などを例として挙げている。