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アグレックス、データクレンジング・名寄せツール「Trillium」のオプションとして法人DB「LBC」を利用可能に

 株式会社アグレックスは3日、データクレンジング・名寄せツール「Precisely Trillium(旧製品名:Syncsort Trillium)」のオプションとして、株式会社ランドスケイプのB2B企業向け法人データベース「LBC」を活用した「Precisely Trillium B2B Edition」を提供開始すると発表した。

 Precisely Trilliumは、データ内の「表記の不統一」や「重複データ」といった問題を解消するために、データクレンジング・名寄せを行うツール。住所・姓名・法人名キーワードの各種辞書を用いた高精度なデータクレンジング機能を備えており、名寄せの際に問題となるデータ表記の違いを効果的に解消できるという。

 今回は同製品で利用する辞書機能のひとつとして、国内820万拠点(国内拠点網羅率99.7%)を網羅する、ランドスケイプの法人データベース「LBC」を搭載した法人データのクレンジング・名寄せ機能を追加できるようになった。

 この「Precisely Trillium B2B Edition」では、Precisely TrilliumならびにLBCの各ライセンスとあわせ、ユーザー企業が持つ顧客データに対してLBCコード(LBC収録の全拠点に採番された管理コード)を付与する「テンプレート機能」を提供する。

 同機能にてLBCコードが付与された顧客データとLBCの活用により、「顧客属性の補完」「企業単位/企業グループ単位での名寄せ」「ホワイトスペースの抽出」などが可能になるとのことで、テンプレート機能では、自拠点に加えて、本社・親会社・系列トップ企業の計4つのLBCコードを付与できるとしている。

 また、企業単位・企業グループ単位や属性別に取引状況を把握するなど、リスク管理や営業戦略・マーケティング戦略の策定に活用できるとした。

 加えて、ユーザー企業が持つ顧客データへの情報補完(業種、設立年月、資本金、代表者、本社所在地、従業員数、売上高、企業や事業所の状況など)を行えるので、顧客データの品質維持の省力化を実現するとのことだ。

 「Precisely Trillium B2B Edition」の利用料は、3カ月で450万円から。