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アビームコンサルティング、中堅企業向けクラウド型RPA「ABeam Digital Labor Cloud」を提供開始

 アビームコンサルティング株式会社は26日、中堅企業向けのクラウド型RPA(Robotic Process Automation)サービス「ABeam Digital Labor Cloud」の提供を開始した。

 ABeam Digital Labor Cloudは、アビームコンサルティングが大企業を対象に提供してきたRPA業務改革サービスを、中堅企業により利用しやすい形として拡充するもの。

 アビームコンサルティングでは、RPAは労働人口の減少や働き方改革への具体的な手段として注目を集め、大企業を中心に急速に導入が進んできた一方、中堅・中小規模の企業においてはコストの制約や技術的な開発スキル、運用保守といったノウハウの不足によりRPAの導入が一部の業務にとどまり、業務プロセス全体の効率化に至っていないという課題があると説明。

 こうした課題に対し、ABeam Digital Labor Cloudは、大企業向けのコンサルティングサービスを通じて培ったRPAに関するノウハウやコンテンツ、インフラを、中堅企業向けにクラウド環境で提供。サービスの利用により、企業が独自で構築・運用環境を準備する必要がなく、導入時の負担を軽減する。

 さらに、業種・業界ごとのテンプレートや、企業運営に必要な業務アプリケーション群を、国内外のクラウド事業者が提供する基盤をベースに利用できるSaaS型サービス「ABeam Cloud」を通じて、トライアル時に必要な準備や作業内容が盛り込まれたマニュアル、本格導入の際に必要な方法論、導入後に求められる開発や運用のノウハウなどを閲覧・利用することで、専門人材がいない場合でもRPAの最適な導入と運用を実現できるとしている。

 また、製品のアップデート情報やセミナーコンテンツなども随時アップデートされるため、利用企業は最新の情報に触れることができる。

 価格はサービス内容により異なるが、月額20万円程度(ライセンス料含む)から提供する。アビームコンサルティングでは、国内の中堅企業向けに初年度で50社の導入を目指す。