ニュース

日立ソリューションズ、クラウド上でID管理・アクセス制御を行うソリューション

IDaaS「Okta Identity Cloud」を活用

 株式会社日立ソリューションズは6日、クラウド上でID管理とアクセス制御を実現する「クラウド型ID管理・統合認証総合支援ソリューション」を発表した。米Oktaとディストリビュータ契約を締結したクラウド型ID管理サービス「Okta Identity Cloud」を活用するとのことで、9月7日から提供開始する。価格は個別見積もり。

 Okta Identity Cloudは、Office 365やBox、Salesforceをはじめ、5500以上のクラウドサービスやアプリケーションとセキュアに連携し、ユーザーアカウント、アクセス権限などをクラウド上で管理するIdentity as a Service(IDaaS)。日立グループ約30万ユーザーの認証基盤として採用され、導入から運用・保守といった業務に日立ソリューションズも参画している。

 今回提供する「クラウド型ID管理・統合認証総合支援ソリューション」では、日立ソリューションズの技術者が、多くのID管理・アクセス制御システム構築などで培ってきた技術・ノウハウを生かして、システムの導入支援から構築、運用・保守までをトータルに対応する。

 導入にあたっては、企業の規模や、オンプレミスとクラウドのハイブリッド環境など、さまざまな運用形態に対応可能。また、Okta Identity Cloudの日本語サポート、技術者の定期訪問による評価報告やトラブルシュートにも対応するという。

 ユーザー企業は、こうしたサービスを利用することにより、クラウドサービスやアプリケーションに関係なく、シングルサインオン(SSO)認証によるユーザーの利便性向上を実現可能。一方でシステム管理者にとっても、クラウド上でID管理とアクセス制御を一元的に行えるようになるため、業務効率化を実現できるとしている。

 なおOkta Identity Cloudは、企業がすでに利用している他社製も含めた多要素認証にも対応可能なため、日立ソリューションズは、自社の持つセキュリティシステムの構築ノウハウとあわせ、企業のポリシーに即したセキュリティ対策を総合的に支援できるとのことだ。