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丸紅情報システムズ、GoogleのAPIを採用したコンタクトセンター向けサービス「MSYS Omnis」に多言語対応と翻訳機能を追加

 丸紅情報システムズ株式会社(以下、MSYS)は4日、Google Cloud Platformの機械学習のエンジンを利用して、コンタクトセンター向けに音声認識やディープラーニングなどの機能を提供するサービス「MSYS Omnis(以下、オムニス)」について、多言語対応と翻訳の新機能を追加し、提供を開始した。

 オムニスは、Googleが提供する音声認識精度の高い「Google Cloud Speech API」を利用し、MSYSが独自にコールセンターでの利用シーンに合わせたカスタマイズを施したアプリケーションで、従量課金制のクラウドサービスとして提供している。

 新機能として追加した多言語対応は、Google CloudのAPIが認識する120以上の言語と方言に対応し、オペレータが言語を選択する事で、各言語の対話をリアルタイムでテキスト化する。また、翻訳機能は、テキスト化した各言語を、指定の言語に翻訳する。

 これらの機能を利用することで、コールセンターを利用する顧客が使用するさまざまな言語をテキスト化し、応対履歴として保存できる。さらに、翻訳によりキーワードに対応したFAQを通じて適切な回答を参照することが可能となり、オペレータの業務効率向上を実現する。

 MSYSでは、オムニスをコールセンターシステムと連携した音声テキスト化のニーズを持つ企業を中心に、2020年3月期中に累計100セットの導入を目指す。