ニュース

キヤノン、「クラウド型MFP機能拡張プラットフォーム」を本格展開、クラウドサービス連携を強化

 キヤノンは3日、オフィス向け複合機(MFP)の機能を拡張する「クラウド型MFP機能拡張プラットフォーム」を本格展開し、これに合わせてプラットフォームで新たに機能を提供する新サービス「uniFLOW Online Basic Scanningパック/Advanced Scanningパック」を発売した。

 クラウド型MFP機能拡張プラットフォームは、セキュリティを確保しながら、複数のMFPやクラウドサービスをプラットフォーム上で統合し、MFPの機能拡張を可能とするサービス。キヤノンのMFP「imageRUNNER ADVANCE」シリーズ(2009年9月以降に発売された製品)を対象としており、有償の「uniFLOW Online」と、基本機能のみで無償の「uniFLOW OnlineExpress」が提供される。

 新サービスのBasic Scanningパック/Advanced Scanningパックでは、外部クラウドサービスと接続するクラウドコネクター機能を強化。スキャンした文書のクラウドサービスへの直接送信を実現する「スキャン機能」では、無償版で提供していたGoogle Driveへの送信に加え、Basic ScanningパックではDropbox、Evernote、box、SharePoint、OneDrive/OneDrive for Businessの各サービスへの送信に対応。Advanced Scanningパックではさらに、Concurへのスキャン送信にも対応する(2018年10~12月対応予定)。

 また、Advanced Scanningパックでは、スキャン文書のOCR(光学文字認識)や画質改善(ノイズ除去、傾き補正、天地補正)、Microsoft Officeフォーマットへの変換処理などに対応する。

 サービスの価格(税別)は、Basic Scanningパックが10ユーザー月額1050円から、Advanced Scanningパックが10ユーザー月額1950円から。