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キヤノン、新キャナーと操作パネルで業務を効率化するオフィス複合機新シリーズ「imageRUNNER ADVANCE DX」

 キヤノンは27日、オフィス向け複合機「imageRUNNER ADVANCE」の新製品として、「imageRUNNER ADVANCE DX」22モデルを2020年6月上旬から発売すると発表した。

 新シリーズとなるimageRUNNER ADVANCE DXでは、重要な資料を確実に電子情報化する新スキャナーを搭載。対応原稿サイズの拡張、読み取り品質と読み取り速度を向上させた新ADFを全シリーズ共通で搭載するとともに、読み取った画像の傾きを自動補正するデジタル斜行補正機能を搭載することにより、原稿の傾きの機械的補正を排除し、両面読み取りスピード最大毎分270ページを実現した。

 また、この技術により機械的に斜行を補正する際の紙の衝突音を軽減し、高速性と静音性を両立している。重送検知機能や汚れ防止を搭載し、原稿から情報の欠落、劣化を防ぎ、読み取りの正確性向上に貢献する。これらの機能により、文書をストレスなく、確実に電子化することで業務を効率化するとしている。

imageRUNNER ADVANCE DX C5760F(オプション装着時)

 ユーザビリティーの面では、ハードキーをなくしたコンパクトな操作パネルにするとともに、認証で使用するICカードリーダー部を全モデル右側に配置することで、操作に関わる視線移動や手の動線を最短にし、直感的な操作で簡単に作業することを可能にした。新ADFは、水平と垂直を基調としたシンプルなデザインを採用し、持ち手の幅を広げることでスムーズに開閉することができるようになった。

 また、新シリーズは、キヤノンのクラウド型MFP機能拡張プラットフォーム「uniFLOW Online」の進化に対応が可能。機能拡張との組み合わせにより、さらなる業務の効率化、生産性の向上をサポートし、オフィスのデジタルトランスフォーメーションの加速を促進するとしている。

 製品の価格(税別)は、A3カラー複合機で連続複写速度(A4ヨコ)がカラー毎分20枚/モノクロ毎分20枚の「iR-ADV C3720F」が135万円、カラー毎分60枚/モノクロ毎分60枚の「iR-ADV C5760F」が270万円。A4カラー複合機で連続複写速度(A4ヨコ)がカラー毎分35枚/モノクロ毎分35枚の「iR-ADV C357F」が67万5000円など。