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東京エレクトロンデバイス、IoTセンサー情報の見える化を簡単に実現できる「Azure IoT ノンプログラミングキット with SORACOM」

 東京エレクトロンデバイス株式会社は28日、IoTセンサー情報の見える化を簡単に実現できるキット「Azure IoT ノンプログラミングキット with SORACOM」の販売を開始した。

 「Azure IoT ノンプログラミングキット with SORACOM」は、マルチセンサータグ(Texas Instruments CC2650STK)、IoTゲートウェイ(コヴィアActy-G1)、SORACOM Beam、Microsoft AzureのIoT Hub、Time Series Insightsを利用して、IoTセンサー情報の見える化を実現できるキット。

Azure IoT ノンプログラミングキット with SORACOMのイメージ

 専用に開発されたアプリケーション(TED Azure IoT with SORACOM)により、GUI上の操作だけで、IoTアプリケーション開発の経験がないユーザーでも、マルチセンサータグのセンサー情報の収集、Microsoft Azureへの送信、データ蓄積、可視化までのIoTシステムの構築をノンプログラミングで実現できる。

 レポート形式を選択することで、温度・湿度・気圧などマルチセンサータグのセンサー情報を、簡単にレポート表示や分析が可能。また、SORACOM Air SIMにより認証の上接続される3G/LTEの携帯電話通信網を利用し、データ転送サービスSORACOM Beamによりセンサー情報を暗号化、セキュアに送信できる。

 IoTゲートウェイは、-20℃~70℃の環境に対応し、Android OS搭載のためスマートフォンの操作と同じ感覚で利用が可能。SORACOM Air SIMを同梱しており、キット購入後にウェブからユーザー登録するだけですぐにセンサー情報を送信でき、SORACOM Beamによりセキュアに送信できる。

 マルチセンサータグのセンサー情報の収集、Azureへ送信、データ蓄積、可視化、分析までのIoTシステムの構築手順書を提供しており、IoTシステム構築初心者でも簡単に実現可能。製品にはAzureの利用料金4万円分が含まれており、IoTシステムの検証に利用できるほか、東京エレクトロンデバイス主催の有償Azureトレーニングを受講でき、実運用のIoTシステムへの展開も可能となっている。

 キットの価格は9万9800円(税別)。SORACOMの利用料は別途必要。