IBCのシステム情報監視ソフト「System Answer G3」、ログの統合管理やネットワーク品質の可視化に対応

　アイビーシー株式会社（以下、IBC）は27日、システム情報監視ソフトウェア「System Answer G3」の統合ログ管理オプション「Log Option」、およびネットワーク品質の可視化オプション「Quality Analyzer Option」を、同日より提供開始すると発表した。

　System Answerシリーズは、マルチベンダー環境で構成されたネットワークとインフラの統合的な性能管理を実現する、ネットワークシステムの監視ツール。IBCでは最新製品として、System Answer G3を2017年7月より提供開始してきたが、既存製品である性能監視ツール「System Answer G2」ユーザー向けに提供されていたLog OptionおよびQuality Analyzer Optionを、System Answer G3においても同様に提供するという。

　新オプションのうちLog Optionでは、各機器が出力するSyslog、イベントログ、アプリケーションログなど各種ログを一元管理でき、内部統制やセキュリティ対策などに必要となる、詳細かつ完全な証跡の取得を行えるとのこと。IBCでは、System Answer G3との連携により、性能情報とログ情報の統合管理が可能となるため、障害の予兆検知や予防保守を実現するとアピールしている。

　またQuality Analyzer Optionでは、経路上を流れるパケットを計測し、サービスごとのトラフィック量や拠点ごとのアプリ遅延状況といった、ネットワーク品質の詳細を可視化可能。

　System Answer G3との連携により、トラフィック量、パケットロス率、コネクション数、RTT、アプリケーション遅延などのネットワーク品質に関するMIB情報を取り扱えるようになるため、障害範囲の特定、セキュリティ対策の強化、ネットワーク品質の低下要因となるユーザーやアプリケーションの特定などを行えるとしている。