ベリタス、Azureへのインスタントクラウドリカバリ機能を搭載した「Backup Exec」最新版

　ベリタステクノロジーズ合同会社（以下、ベリタス）は20日、統合データ保護ソリューション「Veritas Backup Exec（以下、Backup Exec）」の最新版となる「Backup Exec 20.2」の提供を開始した。

　最新版では、「インスタントクラウドリカバリ（ICR）」機能を搭載し、Azureの対応範囲を拡大。ICRにはAzure Site Recovery（ASR）が組み込まれており、ネイティブのAzure DRaaS（Disaster Recovery-as-a-Service）を使用してオフサイトのバックアップを補完することで、ベリタスとAzureクラウドとの統合を強化する。なお、ICRの使用にはAzureのサブスクリプションが必要となる。

　ベリタスでは、ICRを使用してHyper-VやVMwareの仮想マシンにある重要データをAzureクラウドに即座にレプリケーションできるようになったため、Backup Execのユーザーは甚大な災害が発生した場合にも、Azureクラウドのレプリカにフェールオーバーするだけでビジネスの中断を回避でき、ダウンタイムとデータ損失をこれまで以上に低減できるとしている。

　このほか、Windows Server バージョン 1803などWindowsの最新チャネルリリースや、VMware vSphere 6.7、Red Hat Enterprise Linux 7.5など、各種プラットフォームの最新バージョンに対応する。