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ベリタス、マルウェア検出機能などを強化した「Veritas Backup Exec」新版

 ベリタステクノロジーズ合同会社(以下、ベリタス)は22日、中小企業に適したバックアップおよびリカバリの統合ソリューション「Veritas Backup Exec」の機能強化を発表した。今回のアップデートには、マルウェア検出機能やロールベースのアクセス制御のほか、重要なビジネスデータの高速バックアップとリカバリを最適化する追加機能が含まれる。

 マルチウェアの検出では、社内のデータ環境に広がるウイルスに対する、新たな防御ラインを提供する。Microsoft DefenderをベースにしているVeritas Backup Execのマルウェア検出機能は、任意のタイミングまたは復旧の前に、VMwareとHyper-Vバックアップセットの両方のスキャンに使える。

 ロールベースのセキュリティは、ユーザーに指定されているロール(役割)に基づいて、データへのアクセスを制限する。いずれかのアカウントが不正に使われたとしても、被害はそのユーザーのアカウントに関連付けられている少量のデータのみに抑えられる。

 高速バックアップとリカバリは、VMwareとHyper-Vの永続的な増分バックアップにより、保護パフォーマンスを最適化する。複数の仮想ディスクの並列バックアップおよび仮想マシンを即座に回復させる能力により、これまで以上に高速な仮想マシンの保護を実現する。