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デイトリウム、1台構成をサポートしたHCIのエントリーモデル「DVX Compute Node SYS-4」

検証・開発用途などでの利用を見込む

 デイトリウムジャパン合同会社(デイトリウム)は24日、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)「Datrium DVX」のエントリーモデルとして、「DVX Compute Node SYS-4」を販売開始したと発表した。

 Datrium DVXは、「DVX Software」ソフトウェアを搭載したサーバーノード「DVX Compute Node」と、データ保護機能を備えた10GbE接続のストレージノード「DVX Data Node」から構成される、主に仮想環境向けのコンバージドシステム。

 このDatrium DVXは高速なデータ処理を必要とする業務に適しているため、従来、DVX Compute NodeのCPUには高性能なXeon Scalable Processor Goldを採用してきたが、今回発表したDVX Compute Node SYS-4ではXeon Scalable Processor Silverを採用。検証や開発環境など、比較的軽めなワークロード環境に適したモデルとして提供される。

DVX Compute Node SYS-4

 この製品は、検証や開発といった用途での利用を見込んでいることから、HCIながらも1台構成に対応しており、導入がしやすくなっているとのこと。また、Datrium DVXで災害対策のための構成を組むにあたって、DVX Compute Node SYS-4を遠隔地サイトに採用することで、比較的安価に災害対策を実施可能になるとした。

 DVX Compute Node SYS-4の本体価格は、183万円から。利用にあたっては、DVX SoftwareやDVX Data Nodeが別途必要になる。

災害対策の構成例

 なお今回は同時に、データをAmazon Web Service(AWS)のクラウドストレージにバックアップするソフトウェア「Cloud DVX」が、AWSの国内データセンターでの稼働をサポートした。これにより、従来よりもネットワーク遅延の少ないクラウド環境で災害対策サイトを運用可能になったとしている。