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デイトリウムのHCI製品「Datrium DVX」、ベアメタルサーバーで稼働するPostgreSQLのI/Oを高速化

 デイトリウムジャパン合同会社(以下、デイトリウム)は、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)製品「Datrium DVX」において、ベアメタル(物理)サーバーで稼働するデータベースのI/O性能高速化が可能になったと発表した。

 Datrium DVXは、単一プラットフォームで最大1800万IOPSと256GB/秒の書き込み速度を発揮できるHCI製品。従来は仮想化環境の集約と管理の効率化などを長所としてうたってきたが、今回はHCIとして初めて、ベアメタルサーバーで稼働するデータベースのI/O高速化に対応したという。

 Datrium DVXでは、ベアメタルサーバーに搭載したSSDまたはNVMeデバイスに、全データをキャッシュとして格納することにより、アプリケーションの処理速度を向上させ、PostgreSQLのデータベース処理時間を短縮する。

 また、データの重複排除、圧縮、暗号化は仮想環境を利用する場合と同様インラインで行い、ベアメタルサーバーに保存するデータを削減するとともに、システムのセキュリティを確保する点もメリットとした。さらに、アプリケーションをほかの仮想環境から隔離し、ベアメタルサーバーで動作させることにより、高速かつ安定したシステム性能を発揮できるとアピールしている。

 デイトリウムによれば、これにより、データベース性能を最大限に発揮できるベアメタルと、利用効率の高い仮想環境、コンテナを単一のプラットフォームに統合し、企業における数多くのシステムを集約して運用できるようになるとのことだ。

 なお、サポートするデータベースはPostgreSQLで、ペタバイト規模のPostgreSQL環境に対応するとした。

Datrium DVX