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NTTドコモ、「自然対話プラットフォーム」の記述言語仕様と開発環境を公開

 株式会社NTTドコモは18日、対話型AIサービスプラットフォーム「自然対話プラットフォーム」の記述言語仕様と開発環境を、教育研究機関や対話システムの導入を検討する企業による非商用利用に限定し、無料で公開した。

 自然対話プラットフォームは、発話者が問いかけた言葉に対して、その言葉の意図を理解した上で回答する対話型AIプラットフォーム。あらかじめ設定されたシナリオによって発話者とシステムとの対話を実現する「シナリオ対話」のほか、言葉の意図を理解して機械学習によりデフォルトで定義されているタスクに自動的に分類する「意図解釈」、インターネット上の外部サービスと連携できる「サービス連携」という3つの機能で構成され、自由度の高い対話シナリオを作成できる。

 NTTドコモが5月30日から提供しているAIエージェントサービス「my daiz」のほか、法人向けサービス「自然対話エンジン」を利用した株式会社講談社のコミュニケーション・ロボット「ATOM」や、パナソニック株式会社「CLUB Panasonic」のLINE公式アカウントでの録画機向けサービスにも採用されている。

 NTTドコモでは、プラットフォームの公開により、教育研究機関などで、高度なプログラミングなどの知識がなくても会話を楽しむロボットやアプリケーション作りができるようになるとしている。