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ソフトバンク、顧客とパートナーをマッチングさせIoTビジネスの拡大を図るプログラム

 ソフトバンク株式会社は18日、IoTビジネスを総合的に支援する「パートナープログラム」を、約140社のパートナー企業と開始すると発表した。

 今回開始するパートナープログラムは、IoTビジネス領域におけるパートナー企業の技術支援やビジネスマッチングを行うもの。顧客企業のニーズに応じ、IoTにおけるデバイス、SI、アプリケーションの各領域において、もっとも適したパートナー企業をソフトバンクがマッチングし、そこから生まれたIoTソリューションを提供することを目指している。

 プログラムの種別は大きく5つに分かれている。

 1つ目の「デバイスパートナー」は、デバイスやモジュールを共同開発するプログラムで、ソフトバンクのNB-IoTなど、IoTデバイス向けの通信を活用して顧客へ提供する。

 2つ目の「インテグレーションパートナー」は、SIベンダー向けのプログラム。ITコンサルティングとITソリューションを含めて、顧客が必要とするIoTテクノロジーを構築・提供する。

 3つ目は、IoTデバイスで計測・数値化したデータを解析するためのアルゴリズムなどで協力する「データマイニングパートナー」。解析したデータが顧客の求めるものかどうかを見極めて、アプリケーション上で可視化していくという。

 4つ目は、アプリケーションを共同開発する「アプリケーションパートナー」。各業種・業態に適したアプリケーションとソフトバンクのIoTプラットフォームを組み合わせ、顧客への提供を図る。

 最後の「協業パートナー」は、各テーマにおけるビジョンを達成するために協業するプログラム。新しい価値をもたらすIoTソリューションの提供を目指すとした。

 ソフトバンクでは、各パートナー企業がこれらのプログラムを利用することで、単独ではサービスやデバイスを提供できなかった顧客にもリーチできるようになるため、IoTビジネスの拡大が期待できるとアピールしている。

 なおソフトバンクは、参加希望のパートナー企業をさらに募集してプログラムの拡大を推進し、ビジネスマッチングの機会を広げて、パートナー企業とともにIoTビジネスの拡大を図る考えだ。