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ウェザーニューズとKDDI、天候を予測して作業現場の安全を管理するIoTクラウドサービスを提供開始

 株式会社ウェザーニューズとKDDI株式会社は6日、天候を予測して建設現場など屋外で働く作業員の安全管理を目的としたIoTクラウドサービス「KDDI IoTクラウド ~作業員みまもり~ +天候予測」の提供を開始した。

 サービスは、作業員が携行する気象センサーにより取得する気象情報と、ウェザーニューズが提供する1kmメッシュの超局地的気象予測モデルを組み合わせることで、大雨などの悪天候を予測し、作業現場単位で事前にスマートフォンにアラームを配信する。

 また、各作業現場における作業者の入場状況や気象アラームが可視化された管理画面を提供することで、オフィスで複数の現場を管理する作業管理者が、作業現場の気象状況を一元的に把握できる。

サービス構成図

 アイレット株式会社がシステムを構築し、「KDDI IoTクラウド API Market」上にウェザーニューズが提供する超局地的気象予測モデルのAPIを利用してサービスを提供する。

 ウェザーニューズとKDDIでは、2018年3月以降、株式会社メディアクリエイトコミュニケーションズの合計66の作業現場で、実際の屋外や高所での作業における実証実験を実施。期間中に約400件のアラームを通知し、適切な作業判断に活用されたという。

 サービスでは、実証実験で提供した大雨のアラーム機能に加えて、作業現場でのニーズが高い熱中症、強風、雷、低体温症、気象警報のアラーム機能を追加して提供。また、メディアクリエイトコミュニケーションズでサービスが引き続き利用されるほか、日本通信エンジニアリングサービス株式会社、株式会社協和エクシオ、株式会社サンワコムシスエンジニアリング、株式会社ミライトでも利用される予定としている。

 提供料金(税別)は、初期費用が12万円。月額料金は、プランA(1~30アカウント)が6万円、プランB(31~60アカウント)が10万円、プランC(61~90アカウント)が15万円。すべてのプランには、気象センサー20台分の提供料金が含まれる(気象センサーは追加購入可能)。