ニュース

MDMサービス「MobiConnect」新版、デバイスの利活用状況を見える化可能に

 インヴェンティット株式会社は25日、モバイルデバイス管理(MDM)サービス「MobiConnect」の新版「同 Ver.29」をリリースしたと発表した。

 MobiConnectは、企業・教育機関などで利用するさまざまなデバイスを一元管理できるMDMサービス。マルチOS(iOS、Android、Windows、macOS)、マルチデバイス(スマートフォン、タブレット、PC)に対応しており、Webブラウザから簡単にデバイスの一括管理を行えるという。

 今回の新版では、教育現場などでのタブレット端末の利活用を支援する分析機能「mobiAnalytics」を強化。mobiAnalyticsに登録されている全デバイスを対象として、「いつ」「誰が」「どのアプリを」「どのくらい活用したのか」といったことを視覚的に表現できるようにした。アプリの活用状況は、ヒストグラムやタイムラインで表示され、複数アプリの活用頻度(ランキング)や、時間軸に沿ったアプリの活用状況を利用者ごとに確認できるという。

 従来は担当者の感覚でしか判断できなかった「ある程度使われているはず」という傾向を数値で可視化できる点が特徴。インヴェンティットでは、「デバイスの稼働率」「アプリの活用状況」をひも付けることで、デバイス利用者の稼働状況や興味関心など、多面的な分析が可能になるとしている。

 また、iOS上で動作する全アプリでHTTP、HTTPS通信にフィルタリングを行えるオプション「i-FILTER MultiAgent for iOS」も提供開始する。従来は専用ブラウザのみフィルタリングを行うことができたが、新オプションでは、iOSの標準ブラウザであるSafariをはじめ、業務アプリや学習支援アプリ内に搭載されたWebブラウジング機能もフィルタリング対象にできるとのこと。