ニュース

NTTレゾナントのクラウド型モバイル端末検証サービス、テスト自動化ツール「Appium」連携機能を提供

 NTTレゾナント株式会社は20日、クラウド型のモバイル端末検証サービス「Remote TestKit」において、モバイルアプリやWebサイトのテスト自動化ツール「Appium(アピウム)」を使った自動テストクラウド機能を提供開始すると発表した。対応OSはAndroid 4.4以降で、iOSへの対応は2018年8月を予定している。

 Remote TestKitは、NTTレゾナントがクラウド上に用意しているスマートフォン端末などをレンタルして、遠隔での実機検証を行えるサービス。Android、iOSを含めて500機種以上の端末が用意されており、端末を購入することなく、これらの端末でモバイルアプリやWebサイトなどの検証を行えるという。

 また、最新端末も随時提供されており、6月21日には、Androidの次期バージョン「Android P(Android 9)」デベロッパープレビュー版搭載端末をいち早く提供開始することも発表されている。

 Remote TestKitではこれまでも、Appiumや各種テストツールとの連携に対応してきたが、連携するためにはユーザー自身で自動テスト環境の構築を行う必要があった。しかし今回の機能追加により、Appiumでの自動テストに必要な環境がクラウド化され、ユーザーは自身で作成したスクリプトを使って簡単に自動テストを行えるようになったとのこと。

 なお、この「Appium自動テストクラウド」機能は月額固定料金のフラットプランで利用でき、追加費用は特にかからない。NTTレゾナントでは、自動テストの導入を検討しているユーザー向けに、有償での導入コンサルティングも提供可能としている。