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さくらのクラウド、セイコーソリューションズの仮想ロードバランサー「Netwiser Virtual Edition SX-3890」を月額ライセンス提供

 セイコーソリューションズ株式会社とさくらインターネット株式会社は13日、両社の協業により、セイコーソリューションズの仮想L7ロードバランサー「Netwiser Virtual Edition SX-3890」を、さくらインターネットの「さくらのクラウド」において、8月から月額ライセンスで提供すると発表した。

 「Netwiser Virtual Edition SX-3890」は、セイコーソリューションズのロードバランサー製品「Netwiserシリーズ」のソフトウェア版。負荷分散、セッション維持、SSLオフロード機能などを搭載し、日本語ウェブ画面で設定が可能。国内の官公庁、エンタープライズユーザーを中心に導入実績がある。

 さくらのクラウドでは、「Netwiser Virtual Edition SX-3890」を初期費用不要の月額制で提供。1ライセンスで実サーバー256台までの負荷分散とSSLオフロードが可能で、コントロールパネル上からインストールしてすぐに利用を開始できるため、イベントトラフィック対応なども速やかに行うことができるとしている。

「Netwiser Virtual Edition SX-3890」コントロールパネル

 セイコーソリューションズとさくらインターネットでは、ウェブシステムやECサイトをクラウド環境で構築する顧客が増えており、こうした環境ではピーク需要への対応や、顧客情報を守るための暗号化通信の対応が必須となってきていると説明。さくらのクラウドにおいて、必要充分な機能を備え、かつスケールアウトが容易な仮想ロードバランサーを提供することで、こうしたニーズに応えるとしている。

 また、6月13日~15日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2018」のセイコーソリューションズブースでは、今回発表したさくらのクラウドで利用可能となる仮想ロードバランサーの利用方法などを紹介する。