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NTTスマートコネクト、IaaSサービス「SmartConnect Cloud Platform」のベアメタルタイプを提供

 エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(以下、NTTスマートコネクト)は28日、同社のIaaSサービスブランド「SmartConnet Cloud Platform」の新たなラインアップとして、顧客がハードウェアリソースを直接利用可能な「SmartConnect Cloud Platform(ベアメタルタイプ)」を発表した。提供開始は5月31日。

 NTTスマートコネクトでは、オンプレミスで利用中の基幹系サーバーなどを専用型のクラウドへ移行する顧客向けに、「SmartConnect Cloud Platform(専用タイプ)」の提供を2017年に開始した。その中で、ミドルウェア製品のライセンス条件の問題や、処理性能の問題などにより、仮想化基盤上での動作をさせたくないという顧客や、物理サーバーの調達・運用負荷を削減したい顧客の要望に応えるため、ベアメタルタイプの提供を開始した。

 機器購入などの資産を不要とする、1台単位からの月額定額利用が可能。短期間からの試験的運用用途でも利用可能(最低利用期間1年)で、スモールスタート後、CPUやメモリなどパーツごとのスケールアップに対応する。

 保守運用についてはNTTスマートコネクトがワンストップ対応し、現地対応や不具合対応による物理サーバーの運用負荷を軽減。ネットワーク機器、電源は標準で冗長化に対応する。

 インストールするOSは顧客が自由に構成可能で、ミドルウェア製品のライセンス条件などの理由により、仮想化基盤上で動作できないシステムもクラウド化が可能。スマートストレージをはじめとするNTTスマートコネクトの他サービスとの組み合わせも容易で、Amazon Web ServicesやMicrosoft Azureなどのパブリッククラウドと接続を可能にするサービス「クラウドクロスコネクト」との連携にも対応する。

 基本メニューの提供プランと料金(税別)は、ベースサーバーのスタンダード(CPU10コア、メモリ16GB)が初期費用23万円、月額12万円。ハイスペック(CPU16コア、メモリ16GB)が初期費用45万円、月額15万円。IP-KVM(ベースサーバー操作用)が初期費用5万円、月額1万円。

 オプションメニューの料金(税別)は、スタンダード用のCPU追加(10コア)が初期費用4万5000円、月額7000円、ハイスペック用のCPU追加(16コア)が初期費用18万8000円、月額2万4000円。メモリ追加(16GB)が初期費用2万3000円、月額4000円。ディスク追加は、SATA HDD 2TBが初期費用4万円、月額6000円、SAS HDD 900GBが初期費用5万円、月額8000円、SSD 400GBが初期費用5万5000円、月額9000円。NIC変更(10G NIC)が初期費用7万3000円、月額1万2000円。