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JPIX、「NTT DATA三鷹データセンターEAST」でIXサービスを提供開始

 日本インターネットエクスチェンジ株式会社(以下、JPIX)と株式会社NTTデータは7日、「NTTデータ三鷹データセンターEAST(以下、三鷹EAST)」に「JPIX三鷹」を設置し、今夏よりインターネットエクスチェンジ(IX)サービスの提供を開始すると発表した。

 JPIXは、首都圏に6拠点、名古屋に1拠点、大阪に3拠点、沖縄に1拠点の計11拠点を持ち、ISP事業者を中心にIX接続サービスを提供する、国内最大級のIXサービス事業者。

 NTTデータの三鷹EASTは、約5600ラック、約40000kVAを確保した国内最大級のデータセンターで、2018年4月よりサービス提供を開始している。

 JPIXとNTTデータでは、西東京エリアは当該地域の地震に強い地盤や豊富な電力供給といった強みを生かした、大規模データセンターの構築が進んでいるものの、都心部と比べ、IXやトランジットなどインターネットへの接続性の整備が進んでいないと説明。こうした状況に鑑み、両社は西東京エリアのネットワーク接続性の向上とデジタルニーズを見据えたインターネット接続性強化を目的としてJPIX三鷹を設置し、サービスを提供するとしている。

 これにより、顧客は都内に向けた回線を手配せず、IXサービスであるJPIXに直結できるようになり、大量データのやりとりが発生するAI/IoT、FinTechなどのデジタルビジネスなどにおいてもスムーズなデータ疎通が可能になると説明。また、サービスは強固なインフラ設備を設けた三鷹EAST内に設置していることから、ディザスタリカバリーの観点でも、バックアップ拠点として利用可能としている。

 JPIXとNTTデータは、これまでもNTT DATA大手町データセンター、NTT DATA堂島データセンター(大阪)で連携してきており、今後も大規模データセンターである三鷹EASTを拠点として加えさらに連携を強化することで、データ活用時代のインフラを支えていくとしている。