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NTTデータ、「RPA技術者検定(WinActor)」をヒューマングループと共同で開始

 株式会社NTTデータは24日、RPA(Robotic Process Automation)ソリューション「WinActor」に関するユーザーの技術習得レベルを客観的に評価する検定サービス「RPA技術者検定(WinActor)」を、ヒューマングループとの協業により5月1日に開始すると発表した。

 NTTデータでは、2017年11月からRPA技術研修(WinActor)を全国9拠点で提供し、これまでに約5000人が受講している。ここで習得した技術の継続的な活用を促すため、スキルのレベルを客観的に評価する指標となるRPA技術者検定を、ヒューマングループとの協業により開発した。

 検定は、NTTデータ、NTTデータマネジメントサービス株式会社、ヒューマンリソシア株式会社、ヒューマンアカデミー株式会社の4社が実施。これまでWinActorの特約店向けに提供していた試験の内容・制度を一般向けに見直したもので、WinActorでの業務自動化に取り組むユーザーや、RPAソリューションを提供するベンダー側技術者のシナリオ構築スキルを評価する。

 検定は、「アソシエイト」「エキスパート」「プロフェッショナル」の3段階。受験申し込みは4月25日に開始する。

 アソシエイト検定は、「WinActorの基本が身についており、独力で複雑なシナリオを構築できる」レベルが目安で、試験形式はCBT多肢選択式50問、試験時間は60分、合否基準は正答率70%以上。受験費用は6500円(税込)。受験会場は全国150会場。初回受験日は5月1日で、年末年始を除き毎日実施する。

 エキスパート検定は、「WinActorに関する深い知識を有し、シナリオ構築において何か障害があったとしても、別の手段により構築できる」レベルが目安で、試験形式は実技4問、試験時間は120分、合否基準は正答率70%以上。受験費用は1万5000円(税込)。受験会場は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡。初回受験日は5月27日で、年4回実施する。

 プロフェッショナル検定は、「WinActorに精通し、他の人が作ったシナリオの解析・修正や、ライブラリの開発ができる」レベルが目安で、試験形式は実技+面談、試験時間は120分。合否基準、受験費用、初回受験日は検討中。受験会場は東京で、年1回実施する。

 また、検定試験に合わせて、RPAの未経験者などを対象に、RPAの概要を簡潔に体感・学習できる無料の「RPA入門講座(WinActor)」の提供も5月1日から開始する。