ニュース

機械学習自動化プラットフォーム「DataRobot」のHadoop対応版を国内提供

NTTデータがClouderaでの動作検証を完了

 株式会社NTTデータ、DataRobot、Cloudera株式会社は19日、DataRobotのエンタープライズ向け機械学習自動化プラットフォーム「DataRobot」において、Hadoop対応版の提供を同日より開始すると発表した。

 DataRobotは、高いレベルのデータサイエンティストが持つ知識、経験、ベストプラクティスを組み込んで製品化された、機械学習自動化プラットフォーム。ユーザーは正確な機械学習モデルを短期間で構築し、即座にシステムへと展開できる特徴を持つ。

 DataRobotのHadoop対応版では、従来のDataRobotの特徴をそのまま受け継ぐほか、Hadoop基盤から直接データを取り込み、Hadoop基盤の処理能力を使って、各種の予測モデル構築、予測処理などの分析を行えるようになった。

 ユーザー企業は分析用のデータマートを個別に構築する必要なく、Hadoop基盤上で必要なデータの準備をして分析を行える。また、Hadoop基盤上の処理能力を活用し、高速な予測モデル構築や予測処理が可能になる点がメリットという。

 なおHadoop対応版は、すでに国外では提供が開始されており、ClouderaとHortonworksに対応しているが、今回、DataRobotの販売代理店パートナーであるNTTデータにより、Clouderaプラットフォーム上での動作検証が完了。Clouderaとあわせて提供できる体制が整備された。これにより、4月19日からサービス提供が正式に開始されたとのこと。

 今回のHadoop対応版提供にあたり、DataRobotは同製品を、NTTデータはインテグレーションサービスの提供を行う。またClouderaは、同社のエンタープライズ向けHadoopディストリビューション「Cloudera Enterprise」、ならびにプロフェッショナルサービスを提供するとした。