NTTデータ、NTT Com、DataRobotの3社が協業、機械学習を活用した分析業務の自動化を実現するソリューションを提供

　株式会社NTTデータ、NTTコミュニケーションズ株式会社（以下、NTT Com）、米DataRobotの3社は10日、企業におけるさまざまなビジネスの課題解決にAIを活用していくためのサービスを4月から提供すると発表した。

　3社の協業によりNTTデータでは、AI導入の検討段階から運用段階までを一元的にサポートする「AI.Studio エイアイスタジオ」のサービスとして、NTT Comが提供する企業向けクラウドサービス「Enterprise Cloud」上で、DataRobotの機械学習自動化プラットフォーム「DataRobot」をAIエンジンとして運用し、NTTデータのアナリティクス自動化ソリューション「AICYCLE」を組み合わせて提供する。

　AICYCLEは、AIを活用した分析・予測の自動化・自律化技術で、予測モデル構築に必要なデータの前処理（ETL）・蓄積や、予測モデルの精度低下を検知・再構築することによる予測精度の維持が可能。予測の結果、実績データに加えて、過去運用した予測モデルを保存・管理し、機械学習フレームワークは顧客の要件・インフラ制約等に合わせて選択可能といった特徴を持つ。

　さらに、NTTデータはNTT Comとの連携により、サービスをネットワークやデータセンターを含めたフルスタックのソリューションとして提供する。

　これにより、強固なセキュリティ環境を速やかに立ち上げ、さまざまな業務領域に機械学習を適用していくことが可能となることに加えて、企業におけるデータ分析業務の自動化を実現するとしている。

　3社では今後、共同で技術検証やマーケティング、プロモーション活動、各種セミナーを実施し、企業におけるAI活用を推進していくとしている。