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NTTデータ、機械学習プラットフォーム「DataRobot」の販売代理店契約を締結
2017年7月4日 16:43
株式会社NTTデータは4日、米DataRobotとエンタープライズ向け機械学習プラットフォーム「DataRobot」の販売代理店契約を締結したと発表した。NTTデータではこれに伴い、顧客へのサービス提供を開始している。
DataRobotは、データサイエンティストの知識や経験、ベストプラクティスを自動化する機械学習プラットフォーム、これを利用することで、迅速かつ精度の高い予測モデルを構築できるという。
NTTデータでは、AI&IoTビジネス部を主体に、AIを顧客のビジネスプロセスに組み込み、業務変革を支援するAIインテグレーションサービスを約300名の体制で展開しているほか、企業でAIを活用する際に課題となる、分析モデルの品質維持の自動化など、分析業務の自動化・自律化を実現するサービスの開発を進めている。
同社は、こうした背景を踏まえてサービス検討を進める中で、AIビジネスの抱える課題の解決に向けた機能を持つ製品としてDataRobotに注目し、販売代理店契約を締結した。
今後は、DataRobot社が提供する分析モデルを、NTTデータが提供するAIインテグレーションサービスにより、顧客の業務や既存システムに組み込み、課題解決、および業務変革を支援する考え。
これにより、例えば製造分野では、生産プロセス改革による歩留まり改善・生産の最適化、工作機械の故障予測による予防メンテナンスが実現するほか、販売業務や商品設計といった分野では、顧客の行動パターンや潜在的に持っているウォンツを深く理解することによる、売上拡大への貢献が期待されている。
なおNTTデータでは、AI関連サービスのさらなる拡充と価値創出を行い、AI・アナリティクス領域において、2020年までに500億円規模の売上を目指すとしている。