ニュース

MJS、中小企業向けにクラウド型の会計・給与サービスを提供開始

「記帳くんCloud」は「かんたんクラウド会計」へ名称変更に

 株式会社ミロク情報サービス(MJS)は、中小企業・個人事業主向けのクラウド型自計化サービス「かんたんクラウド会計」「かんたんクラウド給与」の提供を4月9日に開始する。基本月額利用料は1260円(税別)。まずは会計事務所経由で販売を行うが、6月にはWebサイトから販売する予定。

 かんたんクラウド会計は、銀行口座・クレジットカードの取引データと連携して自動仕訳する機能や、会計事務所向けERPシステム「ACELINK NX-Pro」とのデータ連携する機能が備わっている。また、オプション機能として、スキャナーで画像化した領収書やレシートのデータから支払金額や支払先を読み取り、自動仕訳する機能も備える。マイナンバーデータの暗号化や履歴記録機能も6月に提供される予定だ。

会計事務所との連携イメージ

 かんたんクラウド給与は、給与計算、賞与計算、社会保険、年末調整など、年間を通して給与業務を効率化できるサービス。かんたんクラウド会計へ仕訳データを連携する機能を備えており、給与ソフトの初心者でも直感的に使用できるような画面構成になっているという。

 両サービスともWebブラウザ上で利用できるのが特徴。月額利用料の支払いのみで常に最新の法令に対応した環境で利用できる。また、初期設定(基本情報、勘定科目、科目に付随する補助、部門、摘要、残高など)は会計事務所が行うため、手間を掛けずにすぐに運用を開始できるとしている。なお、かんたんクラウド会計は、これまで小規模事業者を対象に提供されたクラウド型自計化サービス「記帳くんCloud」から名称を変更したもの。記帳くんCloudのユーザーは、特別な手続きなしで移行できるとしている。

MJSの顧問先向け自計化システム