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MJSの仕訳・残高チェックシステム「MJS AI監査支援」、他社システムと連携可能なクラウドサービスを提供

 株式会社ミロク情報サービス(以下、MJS)は21日、AIを活用した仕訳・残高チェックシステム「MJS AI監査支援」において、あらゆる財務・会計システムとの連携を可能にしたクラウドサービスを、6月27日より提供開始すると発表した。

 MJS AI監査支援は、日次/月次/年次の財務会計処理の業務において、担当者が入力または自動作成した仕訳の処理ミスや処理漏れなどを自動でチェックするシステム。MJSの各種ERPシステムとの連携を実現しており、会計事務所が顧問先の会計データを監査する際や、企業が自社の仕訳データや試算表をチェックする際に利用されているという。

 今回は同システムにおいて、新たに他社の財務・会計システムとの連携が可能なクラウドサービスを提供開始する。他社の財務・会計システムから出力された仕訳と残高のCSVファイルを、クラウド環境にあるMJS AI監査支援にアップロードすることで、仕分けの処理ミスなどをチェック可能になるため、従来よりも広いユーザーが利用可能になるとしている。

 料金は、1社あたり月額8500円(税別)。

 なお、MJS AI監査支援によるチェック結果は、確認が必要と思われる科目や金額が一目で分かるようレポートとして表示される。チェックルールは、1)税法などを踏まえたうえで、誤りが発生しやすいポイントを考慮しあらかじめ設定された「システム標準ルール」、2)ユーザーが設定する「オリジナルルール」を任意に組み合わせてチェック可能。さらにAI機能により、学習データとチェック対象の仕訳データを比較し、確認が必要と思われる仕訳に対して修正提案を行ってくれる。

 加えて、事前に担当者情報を登録すれば、複数人でMJS AI監査支援にログインでき、複数の会社がある場合は、会社別に担当者を設定することも可能としている。