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日立ソリューションズ・クリエイト、「製造現場向けIoTソリューション」を強化

モバイル端末による人・モノ・製造データ収集の取り組みを開始

 株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは30日、製造現場のQCD(品質、コスト、納期)改善に向け、モバイル端末による人・モノ・製造データ収集の取り組みを開始すると発表した。

 日立ソリューションズ・クリエイトでは今回、すでに提供している「製造現場向けIoTソリューション」において、システムから定型的な情報を収集する機能に加え、人・モノの動き、観測内容、環境の変化などに応じた動的な情報を収集する機能の強化に取り組む。

 具体的には、同社の「健康管理支援ソリューション」で実績のある、機器からのデータ収集ノウハウを製造現場へ適用拡大。RFIDやセンサーにより収集した情報を、モバイル端末を経由して、生産管理システムなど製造現場の上位システムへ提供することが可能になる。また、情報がほしい上位システムがすでに稼働している環境であれば、RFID/センサーとモバイル端末を追加するだけで手軽に導入できるという。

 この取り組みの第1弾としては、製造現場向けIoTソリューションの「ヤード保管適正化ソリューション」において、ハンディ端末、バーコード、RFIDなどを活用し、既存のERPではリアルタイムに管理できなかった対象物の「識別情報・置場情報」を、現場作業の中で手軽にデータ化する仕組みを実現するとしている。