クレオとプラスアルファ・コンサルティングが協業、人事ビッグデータ活用に向けたHCMソリューションを提供

　株式会社クレオと株式会社プラスアルファ・コンサルティングは28日、HCM領域で協業すると発表した。クレオの人事給与・就業管理システム「ZeeM」と、プラスアルファ・コンサルティングのクラウド型タレントマネジメントシステム「Talent Palette」を連携させ、人事ビッグデータ活用に向けたHCMソリューションとして4月1日より提供する。

　この連携ソリューションでは、ZeeMが保有する人事・給与・労務データをTalent Paletteに取り込むことで、人事の定量的な情報と定性的な情報を一元化した「人材データベース」を構築する。これにより、Talent Palette導入時に膨大な人事データを登録する手間が削減され、タレントマネジメントの運用が早期に実現できるようになるという。

　また、Talent PaletteとZeeMによる人材データの統合により、ユーザー側にアナリティクススキルや分析のためのリソースが不足していても、容易に採用や育成、適正配置、ハイパフォーマーの離職予防につなげるための、多様な切り口によるデータ分析が可能になるとのこと。

　両社では、このようなレントマネジメントの早期実現と継続的な適正運用、データ活用の実現により、タレントマネジメントの成果と投資対効果の向上を図れるとアピールしている。

　連携ソリューションの販売にあたっては、既存ユーザーへのクロスセリングを始めるとともに、セミナーなど協業プロモーションによる新規獲得にも注力し、相乗効果によるZeeMとTalent Paletteの販売拡充を図る考え。また、両製品の連携実績をもとに分析テンプレートを充実させ、連携ソリューションの価値を向上させるとしている。