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クレオ、会計・人事給与パッケージのSaaS型月額利用モデル「ZeeM on Azure」を提供

 株式会社クレオは21日、会計・人事給与パッケージ「ZeeM」の月額利用モデルとなる「ZeeM on Azure」を発表した。11月22日から「ZeeM 人事給与」のサービス提供を先行して開始する。

 クレオでは、従来のオンプレミス型やプライベートクラウド型に加え、SaaS型でZeeMを利用できるZeeM on Azureの提供を、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」のマルチテナント環境上で実現した。これにより、顧客はシステム刷新にかかる時間や手間を大幅に削減するとともに、稼働後のZeeMの法改正対応パッチやOSのセキュリティパッチの適用、サーバートラブル時のリカバリやバックアップ対策といったシステム運用の手間からも解放されるとしている。

 顧客は、システム構築時にZeeMのライセンス購入やOS・サーバーなどのITインフラ調達にかかるコストの負担は必要なく、稼働後のOSバージョンアップやZeeMのアップデート作業、安定稼働のためのシステム運用保守も、月額料金の中でクレオが提供するため、これまで顧客がシステム運用にかけていた設備投資や人件費などのコスト負担が軽減される。

 クレオでは、大手・中堅企業を中心に、さまざまな業務要件に対応する柔軟性と汎用性を兼ね備えた人事給与パッケージのZeeM人事給与を、ZeeM on Azureのラインアップとして先行リリースする。

 また、今後は会計パッケージの「ZeeM 会計」もZeeM on Azureのラインアップに追加するとともに、すでにZeeMを利用しているユーザー向けにZeeM on Azureへの移行プランも用意することで、オンプレミス、IaaS、SaaSから最適なシステム利用環境を選択できるソリューションへと充実化を図るとしている。