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日本ティーマックスソフト、RDB「Tibero」をイーツのパブリッククラウド環境で提供

 日本ティーマックスソフト株式会社(TmaxSoft)は25日、株式会社イーツのパブリッククラウド「Cloudest」上で、自社のリレーショナルデータベースソフト「Tibero」を提供すると発表した。

 両社によれば、現在、一部の商用データベースではパブリッククラウド環境での使用が制限されていたり、オンプレミスで利用するよりも高額になったりするケースがあるため、オンプレミスで構築した環境を容易にクラウド化できないといった問題が発生しているという。そうした場合は、別途費用をかけてデータベース専用サーバーを準備し、パブリッククラウドとのハイブリッド形態で利用するなど、ユーザー企業や担当するSIerにとって大きな負荷になっているとのこと。

 そこでTmaxSoftは、パブリッククラウドサービスであるCloudest上で自社のデータベースであるTiberoを提供することにした。SIerとの協力のもと、データベース移行サービスとともに提供する。

 Tiberoの最大の特徴は、標準SQL規格に準拠したRDBMSとしての機能、クラスタリング機能(Tibero Active Clustering:TAC)などを備えており、Oracle Databaseなど、業界標準の他社RDBMSとの高い互換性を持つ点。このため、プログラムを変更することなく既存のアプリケーション資産を移行し、運用を継続できるという。

 またクラウドサービスにおいては、使用する仮想コア分だけのライセンス費用で提供されるので、コストの面でもメリットを提供できるとした。

 またイーツ側では、従来のCloudest+ハウジング(専用サーバー)のハイブリッド接続の提供に加えて、新たに、Webサーバー、アプリケーションサーバー、データベースサーバーなどをオールクラウドで提供できるようになるため、エンドユーザーにもSIerにもストレスの少ないシステム移行を実現可能な環境を用意できる点がメリットとしている。

 今後両社では、既存システム環境でデータベースのライセンスコスト問題に悩んでいる企業などに対して、TiberoとCloudestへの移行を紹介し、運用コスト低減まで含めた解決策を提供していくとのことだ。