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富士通、スライド式静脈認証対応タブレットなど法人向けPC新製品6機種を発表

「ARROWS Tab Q507/P-SP」とスライド式静脈認証機能の概要

 富士通は17日、法人向けのWindowsタブレット、ノートPC、デスクトップPC、ワークステーション、シンクライアントの計6シリーズ6機種を発表した。4月中旬から順次、国内で販売を開始する。

 Windowsタブレット「ARROWS Tabシリーズ」では、スライド式静脈認証機能「FUJITSU Biometric Authentication Slide Passport」を搭載する、10.1型Windowsタブレット「ARROWS Tab Q507/P-SP」を新規提供する。価格(税別)は8万5300円から。提供開始時期は8月上旬。

 スライド式静脈認証機能は、タブレットのタッチパネルに表示されるガイドに沿って片手でスライドする簡単な操作で、タブレットの額縁に搭載した小型のスライド式静脈センサーが静脈パターンを読み取り、認証を行う。

 センサーは、富士通株式会社と株式会社富士通研究所が技術開発し、大日本印刷株式会社が量産化した幅8mmの光学ユニットを採用することにより、幅の狭いタブレットの額縁に搭載することが可能となった。防滴(IPX4)・防塵(IP5X)にも対応し、ビジネスのさまざまなシーンで使うことができる。

「LIFEBOOK S937/P」「ESPRIMO D587/R」「ESPRIMO Q556/R」

 ノートPC「LIFEBOOK」とデスクトップPC「ESPRIMO」シリーズでは、それぞれ最新の第7世代Coreプロセッサを搭載した、13.3型のウルトラモバイル「LIFEBOOK S937/P」、多機能モデル「ESPRIMO D587/R」、ウルトラスモールモデル「ESPRIMO Q556/R」の3機種を提供する。

 価格(税別)は、LIFEBOOK S937/Pが27万8500円から、ESPRIMO D587/Rが14万7300円から、ESPRIMO Q556/Rが13万1000円から。提供開始時期は、LIFEBOOK S937/PとESPRIMO D587/Rが4月中旬、ESPRIMO Q556/Rが4月下旬。

「CELSIUS H970」

 ワークステーション「CELSIUS」シリーズでは、最新の第7世代CoreプロセッサまたはXeon E3-1500 v6ファミリーを搭載する、17.3型のモバイルワークステーション「CELSIUS H970」を提供する。価格(税別)は46万5900円から。提供開始時期は5月上旬。

 最新の3Dグラフィックスカード「NVIDIA Quadro P4000」が搭載可能なため、最新のCADやCAE、解析シミュレーションなどのアプリケーションをスピーディーかつ快適に使用でき、17.3型の大画面によりモバイル環境下でもストレスを感じさせない快適な作業環境を提供する。

「FUTRO MU937」

 シンクライアント端末では、重さ799g、厚さ約15mmを実現した13.3型のモバイル型端末「FUTRO MU937」を提供する。価格は15万8900円から。提供開始時期は2017年5月中旬。

 超軽量なボディでありながら、加圧試験や落下試験などの厳しい試験をクリアし、軽さと堅牢性を両立。セキュリティ面では、標準搭載の指紋センサーのほか、カスタムメイドで手のひら静脈センサー(PalmSecureシリーズ)の内蔵にも対応する。