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デージーネット、DNSサーバー「PowerDNS」の商用サポートを開始

 株式会社デージーネットは18日、DNSサーバー「PowerDNS」の商用サポートを開始した。PowerDNSの使い方や問題の解決方法に関するサポートを行い、PowerDNS利用に関する相談を受け付ける。

 デージーネットでは、DNSサーバーとしてはBINDが広く利用されているが、近年ではBINDに脆弱性が頻繁に発見されており、その対策として管理者が頻繁にソフトウェアのバージョンアップを実施する必要があるなど、メンテナンスにかける労力が大きくなっていると説明。

 PowerDNSは、BINDに替わる権威DNSサーバーとして注目されており、デージーネットが行ったベンチマークでは、BINDよりも18%ほどPowerDNSが高速という結果が出ていると説明。また、PowerDNSはウェブインターフェイスから手軽に管理でき、不正なキャッシュ書き換えの心配がない、DNSSECの導入が容易といった特徴があるとしている。

 一方で、PowerDNSはBINDに比べて新しいソフトウェアであることから情報が不足しており、移行や運用に不安を感じるという声が多く聞かれるとして、PowerDNSの商用サポートを開始。デージーネット社内のDNSサーバーもPowerDNSを利用して構築しており、うしたPowerDNSの構築やシステム保守サポート、コンサルティングの実績を活用して、PowerDNSのサポートを行う。

 サービスメニューとしては、バイナリパッケージの提供、インストレーションサポート、インシデントサポート、不具合の調査を提供。価格(税別)は年額24万円からで、インシデントサポートは年10回。