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HCNETが認証アプライアンスを機能強化、課金系システムへの対応を拡大

 エイチ・シー・ネットワークス株式会社(以下、HCNET)は15日、認証・アカウント管理・DHCPアプライアンス「Account@Adapter+」のソフトウェアを強化し、新版「同 Version 6.09」をリリースしたと発表した。

 Account@Adapter+は、RADIUSやLDAP、CA(認証局)、DHCPサーバーなどの機能を1台に集約したアプライアンスサーバー。スムーズな運用を支援するために、ユーザー自身によるアカウント、端末、証明書の申請機能や、MACアドレス自動登録、未使用アカウントの自動削除、一括アカウント申請&発行といった機能を搭載している。

 今回の新版では、課金系システムに欠かせないアカウンティング機能を強化するため、二重ログインの防止機能および強制ログアウト機能を追加した。このうち二重ログインの防止については、アカウンティング機能を用いてログイン中のアカウントによる新規ログインを拒否し、ユーザーセッションの重複を防げるようにする。一方の強制ログアウトについては、RADIUSクライアントと連係しログイン中のアカウントをログアウトできるようにした。意図しないログイン状態を解除することで、同一アカウントでの新規ログインを可能にするという。

 また、自社のログ管理システム「LOG@Adapter」と連係することで、アカウントの有効期限に応じたネットワーク遮断に対応した。アカウント有効期限を超過した場合、有効期限の超過を示すログを出力可能とし、これをLOG@Adapterの端末遮断機能と組み合わせることで、期限切れ接続を遮断できるようにしている。

 HCNETによれば、これらの機能追加により、課金系システムにおいて接続状況の厳密な管理を行えるようになったとのこと。

Account@Adapter+