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アット東京のCC1データセンターにおいて、AWS Direct Connect拠点が開設

AWSへの接続サービスも提供開始

 株式会社アット東京は13日、自社データセンター「アット東京中央センター(CC1)」に、Amazon Web Services(AWS)の閉域網接続サービス「AWS Direct Connect」拠点が開設されたと発表した。また拠点開設にあわせ、AWS Direct Connectの接続サービスを提供開始する。

 AWS Direct Connectは、企業のオンプレミス環境などとAWSのデータセンターを専用線でつなぎ、インターネットを経由せずにクラウドサービスを利用できるようにするもの。今回、この接続拠点がCC1に開設されたことにあわせ、AWS Direct Connectが提供する1Gbpsもしくは10Gbpsの物理ポートを占有し、AWSが全世界で提供しているサービスに接続する環境を提供開始するという。

 また、アット東京のビジネスコミュニティを活用するサービスプラットフォーム「ATBeX」により、この物理ポートを論理的に分割して必要な帯域量を提供するサービス「ATBeX CloudLink」も、AWS Direct Connectパートナーとして近日中に提供する予定。

 なお、CC1は今回のAWS Direct Connectをはじめ、クラウド各社が提供する接続サービスに対応していることから、それらのサービスとアット東京のコロケーションサービスを組み合わせることで、高い信頼性を持つハイブリッドクラウド環境を実現するとアピールしている。

 加えて、AWS Direct Connectとの接続拠点を冗長化する場合、これまでは東京と大阪の両拠点を通じて接続する必要があったが、今後は既存接続拠点とCC1の接続拠点の併用により、東京都内だけで接続拠点を冗長化できるため、東京・大阪間の専用線コストの削減や通信遅延の軽減が可能になるとのことだ。

アット東京のCC1外観の様子