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Amazon Web Servicesの専用線サービス「AWS Direct Connect」が東京リージョンでも利用可能に

 Amazon Web Services(以下、AWS)は12日、専用線サービス「AWS Direct Connect」が東京リージョンでも利用可能になったと発表した。これを利用すると、AWSとデータセンター、企業のオフィス、コロケーション環境などとの間を閉域網で接続できるようになるため、高品質かつセキュリティの高いネットワーク接続が実現するという。

 「AWS Direct Connect」は、AWSのクラウド環境とオンプレミス環境を専用線で接続するサービス。複数のデータセンター群から構成されるAWSのリージョンと企業のデータセンターを専用線で直結することにより、低遅延かつ高スループットのネットワーク接続を利用できる。またインターネットを経由しないことから、セキュリティ面でクラウド利用に抵抗がある企業にとっても、選択肢が広がることになるという。

 接続インターフェイスはGigabit Ethernet(GbE)あるいは10GbEで、料金は、インターフェイスの種類と数、AWSのクラウドサービスから外部へ送られるデータの転送量によって従量課金される。外部からAWSのクラウドサービスへデータをアップロードする場合は、転送費用はかからない。

 価格は、GbEの場合で1時間あたり0.3ドル、10GbEの場合では1時間あたり2.25ドルで、外部への転送料金は1GBあたり0.045ドル。なお同社のWebサイトによれば、AWS 東京リージョンへの“接続口”はエクイニクスが用意するとのこと。

 また日本では、NTT Com、KVH、ソフトバンクテレコム、NRIの各企業が、「AWS Direct Connect」に関しての支援を担当する“AWS Direct Connect ソリューションプロバイダ”として位置付けられており、各社から支援メニューが順次発表されると見られる。