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TED、セキュリティ機器の自動運用ソフト「Phantom platform」を販売開始

 東京エレクトロンデバイス株式会社(以下、TED) は7日、米Phantomのセキュリティ自動運用ソフトウェア「Phantom platform」を販売開始した。

 Phantom platformは、インシデント発生時の各セキュリティ機器の動作ルールをワークフローとしてあらかじめ定義しておき、実際にインシデントが発生した際には、自動で各セキュリティ機器に動作指示を与えて、攻撃に対処するソフトウェア製品。

 ワークフローを定義する過程で作業内容の標準化や機器間の連携が図れるため、運用担当者のスキルに関わらず短時間で正確な対応を一括して行うことが可能。同様なインシデントに対応する時間を削減でき、人的リソースをより高度な問題の解決にあてられるとしている。

 ワークフローは自社のセキュリティポリシーに基づいて柔軟に作成することができ、ゼロデイ攻撃などによりワークフローをあらかじめ定義していないインシデントが発生した場合は、各セキュリティ機器の管理者に個別にアラートを上げるといった設定も可能。

 ワークフローの作成はファントムプラットフォームのGUI上で一元化して行うため、ノンプログラミングで各セキュリティ機器の動作ルールを設定できる。また、インシデント発生時には、Phantomの知見に基づいて推奨するインシデント対応方法のガイドも行うとともに、今後はAI機能の強化を進めていくとしている。

 製品の年間サブスクリプション価格は1500万円(税別)から。TEDでは、金融、データセンター、一般企業を対象に、今後5年間で売上5億円を目標とする。