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金融機関などを装う“偽装メール”対策を実現、デジタルアーツがメールセキュリティソフト「m-FILTER」強化

 デジタルアーツ株式会社は、メールセキュリティソフト「m-FILTER」の新版「同 Ver.5.01」を12月5日に提供開始した。金融機関や大手企業等を装う偽装メールをリアルタイムで判定し、ブロックする機能を新たに搭載したという。

 m-FILTERは、メールに関するさまざまなセキュリティ対策を統合的に実現するソフトウェア。外部からの標的型メール攻撃対策や内部からの情報漏えい対策を実現する「m-FILTER MailFilter」、メールアーカイブ機能を提供する「m-FILTER Archive」、迷惑メール対策機能を備えた「m-FILTER Anti-Spam」を提供しており、ニーズに応じて、それぞれの機能を個別、ないしは組み合わせて利用できる。

 今回の新版では、金融機関や大手企業などを装って送られてくる“偽装メール”への対策機能を搭載した。こうした偽装メールは、ウイルスチェックやサンドボックスでは対策が難しいと言われており、それに対抗するため、ある特定のパターン(作り方)をしている偽装メールを受信した際に、リアルタイムに判定するロジックを採用している。

 なおデジタルアーツによれば、同社が入手した既存の偽装メール検体で同機能を検証した結果、100%ブロックできたとのこと。また、同様のパターン(作り方)での攻撃は、未知のメールであっても100%ブロックできるとアピールしている。