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B-EN-G、海外向けERPパッケージを「mcframe GA」としてリニューアル

 東洋ビジネスエンジニアリング株式会社(以下、B-EN-G)は26日、海外向けERPパッケージ「A.S.I.A.」をB-EN-Gの自社ブランド「mcframe」に統合し、海外現地法人向け次世代会計基盤システム「mcframe GA」として提供すると発表した。

 A.S.I.A.は、海外進出企業のために提供されているグローバルERPパッケージ。今回はこの製品アーキテクチャ、ライセンス体系、ユーザーインターフェイスなどを刷新するとともに、ブランドを変更し、mcframe GAとしてリニューアルされた。

 まずライセンス体系では、各海外拠点で必要な機能だけを最適な価格で利用できるよう、機能の組み合わせの違いにより、4つのラインアップを用意しているが、それぞれ会計機能、データ連携機能に機能を絞った「Basic Accounting版」と「Global Link」を新たに提供。

 会計・債権・債務管理機能を備え、海外現地法人で一般的な会計管理が可能な「Advanced Accounting版」と、これに販売・購買・在庫管理を追加し、海外現地法人で販売から在庫までの一元管理が可能な「ERP版」も用意している。

 利用形態は大きく3つで、1つ目は、現地会計/販売システムとしてmcframe GAを利用し、自社で決算を実施するやり方。2つ目は、会計アウトソーシングサービス「GLASIAOUS」を利用し、会計事務所に会計処理をアウトソースするやり方。そして3つ目が、データ連携システム「Global Link」を利用し、既存システムの会計データを連携・集約するやり方で、これらの3つの方法を組み合わせて利用することも可能とした。

 なお、株式会社IIJグローバルソリューションズの提供するSaaS「A.S.I.A. GP SaaS on IIJ GIO」、あるいはAmazon Web Services(AWS)やMicrosoft AzureといったIaaS基盤上での稼働にも対応するので、さまざまな国と地域のデータをクラウド上に統合することが可能としている。

B-EN-G、海外向けERPパッケージを「mcframe GA」としてリニューアル